プロフィール

家族関係改善オープンマインドカウンセリング
カウンセラーの とよたなおこ です。

私はこれまで、学校、心療内科、就労支援事業所など、さまざまな場でカウンセリングを行ってきました。
相談に来られる方の年齢や環境は違いますが、多くの方が「人間関係」に悩んでいます。

  • 「自分の気持ちをわかってもらえない」
  • 「理由もなく冷たくされたり、攻撃されたりする」
  • 「家庭や職場で居場所がないと感じる」
  • 「信じていた人に裏切られた」

こんな悩みを抱えながら、ほとんどの人は「自分が我慢すればいい」「こんなことで悩むのはおかしいのかも」と、自分の気持ちを押し殺してきたと言います。

実は、私もかつて、長い間 「なんだか苦しい」 という感覚を抱えながら生きてきました。
何をしても満たされない。楽しいはずの出来事も、心から楽しめない。
まるで モヤがかかったような毎日 を過ごしていました。

私は幼い頃から 「人の顔色をうかがう」 ことが当たり前でした。

祖父母・両親・妹・弟と暮らしていた私。
家の中では、祖母と父のぎこちない関係、忙しくて余裕のない母の姿がありました。
小学生の頃、「祖母が父の継母だった」と知ったとき、
家族の関係性が少しずつ見えてきました。

「家族のバランスを崩してはいけない」
「誰かが傷つかないように、私が気を配らなくちゃ」

そんな思いから、人の顔色をうかがうことがクセになっていました。

「本音を隠すこと」が、私の生きる術になった

学校でも同じでした。

引っ込み思案な私は、小学校のクラスのいじめっ子の標的でした。
けれども親や先生に言えず、ただ耐えるしかありませんでした。
中学では、信じていた友人からの裏切りにあいました。
それ以降、私は「本音を隠し、いい人でいること」 を選びました。
そうすれば、波風を立てずに済む。嫌われずに済む。
でも、どこか満たされない。孤独な気持ちは消えませんでした。

結婚してからも「いい人、いい嫁でいなければ」という気持ちを持ち続けていました。そしてそのために「完璧でなければ」 という思いに縛られるようになりました。

夫の両親は地域でも評判の「しっかりした立派な人」
そんな義両親のもとで、私は 「あの家の嫁はちゃんとしている」
と思われたい 一心で頑張っていました。

義母が病気になってからは、仕事と看病の両立の日々を送りました。

そして夫の病気が発覚。ガンで余命3年の宣告を受けました。
義父からは 「こんなときに仕事なんかしている場合ではない」と責められることもありました。
懸命に支え続けましたが、夫は帰らぬ人となりました。

心にぽっかりと空いた穴。
癒えない悲しみと孤独を忙しく働くことでごまかし続けました。

「つらい」「助けて」なんて言ってはいけない と思い、ひたすら「いい人」を演じ続けました。

「何のために、いい人でいたいの?」カウンセリングがくれた気づき

時間が経つにつれ、一人で抱えきれなくなった気持ちを「誰かにわかって欲しい!」と強く思うようになり、思い切ってカウンセリングを受けることにしました。

私の話を静かに、そして穏やかに聴いた後、カウンセラーが問いかけました。

「何のために、いい人でいたいの?」

その言葉で、私はようやく気づいたのです。

「私は、家族のバランスを保つために、いい人を演じてきたんだ」

でも、その頑張りは 「本当の私」を苦しめるもの でした。
「このままじゃダメだ。私が私を認めてあげなきゃ!」

そう思えたときから、私は「いい人でもなく、完璧でもない自分」にOKを出せるようになっていきました。

あなたの力になりたい!

いい子を手放すことは勇気のいることでしたが、ともに歩んでくれたカウンセラーの存在が支えになりました。

私もクライエントさんに、そのように感じてもらえるカウンセラーであり続けたい!

そんな思いを抱きながら、
アダルトチルドレンの人、
親との関係に苦しんでいる人、
家族関係を改善したい人 
に向けてカウンセリングを提供しています。